[conerisk_ml:75] CONE安全管理者リスクマネジメント情報2月1日版(2/2発信)

この度の石川県能登地方を震源とする地震により被害を受けられた皆様に心からお見舞い申し上げます。

CONE安全管理者登録の皆様へ

日頃より、CONEの活動、CONEへのご協力いただき有難うございます。

CONE安全部会 部員の町頭です。

早いもので1月も過ぎ2月に入りました。明日は節分、明後日は立春ですね、いよいよ新しい年を迎えます。

穏やかな1年を迎えたいと思います。

今回のリスクマネジメント情報は二つです。

一つ目は、まだ記憶に新しい羽田での航空機事故です。

二つ目は香川県が取り組んでいる、学校へ救命胴衣を無償レンタルしているその後の情報です。

1.まだ記憶に新しい羽田での航空機事故から1カ月となりました。

現在、詳しい事故原因は調査中との事です。

今回案内するのは、日本航空の客室乗務員の日ごろの訓練について学んでいきたいと思います。

既に皆様も新聞や報道などでご存知かと思いますが、「旅客機の乗員は年に1回90秒以内に避難誘導を訓練する」その訓練方法は

「様々な状況を想定して実施する」との事。

そこで皆様に思い起こして頂きたいのは、リスクマネジメントディレクターの研修で「緊急事態1」のセッションが有りました。

現場で万が一の時、どのような処置、体制で臨むのかを学んだと思います。

そこで、日ごろの訓練として、次の方法で訓練してみては如何でしょうか?

※組織の中で起きてほしくない想定(事故、トラブル)を出す。「こんなことが起きたら困る」という様々な事象を5~10書き出す

○訓練の進め方

 ①起きてほしくない事故(クレームなど)を書きだし、それを箱(テッシュケースのようなイメージ)に入れる

 ②その書き出した紙を一人が「くじ」のように引く

 ③その内容について、対策として思い浮かんだことを優先順位に関係なく、とにかく書き出す。

 ④書き出したものについて、優先順位や誰がやるのか、より具体的な対応策を考える。

 ⑤分からない事、かもしれない(曖昧な)事はチェックしてから調べる

 ⑥出来上がったら対応計画を保存、再度同じくじを引いたら計画通り(マニュアル通り)出来るか検証

と、いうように実践してみては如何でしょうか?

2.以前、香川県が取り組んでいる救命胴衣を学校に無償でレンタルし、授業で学んでいる取り組みを紹介しましたが、

 その後の調査で、救命胴衣「必要」、児童の9割が認識しているとの記事が出ましたので紹介いたします。

 また、夏場だけではなく、年間を通してニーズがあることが分かった、との事です。

 子供の水死を防ぐこの取り組みを全国に広げたいですね。

香川県救命胴衣の取り組み20240202