4月1日版 リスクマネジメント情報
2023年度がスタートしました。桜前線は北上していますが、東京も開花宣言から不安定な天候がつづいたので、この週末も少し葉桜になりましたが、まだお花見が楽しめる状況です。半面、春休みの雪の事業は各地で雪解けが急速に進み、スキー場での対応がなかなか厳しい状況でした。
各会員の皆様が、安全に新年度を迎えられたことを願っております。
新年度のスタートにふさわしい情報も含めてお知らせいたします。ご覧ください。
安全部員 三好(野外教育事業所ワンパク大学 NPO法人海に学ぶ体験活動協議会)
① 新型コロナウィルスへの対応
3月1日版でもお知らせしましたが、新年度のスタートに合わせて、各団体の2023年度版のガイドライン改訂版を作成しましょう。行政からの情報提供も多くなっています。関係する行政からの情報を確認しましょう。
第102回新型コロナウイルス感染症対策本部決定
「マスク着用の考え方の見直し等について」
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/novel_coronavirus/th_siryou/kihon_r2_050210.pdf
文科省から学校におけるマスク着用に関する情報
https://www.mext.go.jp/content/20230317-mxt_kouhou01-000004520_3.pdf
厚労省からのマスク着用に関する情報
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kansentaisaku_00001.html
旅行業における新型コロナウィルス対応ガイドライン(第5版)
https://www.jata-net.or.jp/wp/wp-content/uploads/administrator/230228_guideline5th.pdf
② 保津川 川下りでの事故
1年前の知床半島での遊覧船での事故に続いて、京都の観光名所 保津川川下りで事故が発生しました。
乗客は全員子供も含め救出されたのは幸いでしたが、船頭さん2名がお亡くなりになりました。
またしても、運行管理に関して事故後、様々なことが明らかになっています。実は私は旅行業の仕事でこの保津川下りの予約として学校団体の予約を4月4日と5日にしておりました。当然キャンセルですが、本当に驚いた事故発生でした。
リスクマネジメントから見ると、4つのことがまず問題点としてあげられます。
1つめは運行時に無線機材を事故を起こした船は携行していなかったために、通報が遅れたこと。
2つめは救命具に関して、その取扱い方法が乗船時に乗客に説明がされていなかった。また船頭さんも着用してなかった人もいるし、着用されていた方も、機能していなかったと思われること。
3つめはコロナ禍もあり8年間、救助訓練がされていなかった。
最後は、予約を取り消しの連絡をするために下記の保津川 川下りのHPを見ましたが、事故に関しての掲載があったのは、昨日3月31日であり、事故発生後、数日間、事故に関する告知が外部に対してできていませんでした。
皆さんも今回の事故の原因、事故発生後の対応について検討してみてください。事故事例の研究として団体で取り上げてもよいのではないでしょうか。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/402406?display=1
https://www.hozugawakudari.jp/emergency/39110
2023年度の活動が安全に実施できますようにこの1年リスクマネジメントをしっかり実施していきましょう。